ショパンエチュードを弾く時に手が疲れて、ギリギリ最後まで弾き切れるという感じで本番が怖いです。どうしたらいいのでしょう…

痛いほどお気持ちよくわかります。私もそれなので。

練習方法はどの番号を弾いているかにもよると思うので、あまり詳しいアドバイスはできないのですが…恐らく、常に運動が続いていて休符が少ないタイプの曲、ですよね。以下は一般的なアドバイス?考え方?になります。

私はなるべくチートできるところを見つけるようにしています。例えば、音楽的に時間を取っても大丈夫なところを見つけて、そこで存分に時間を取り手を休ませたりします。私は、エチュードがエチュードに聴こえる演奏は二流だと思っているので、音楽的に聴こえるか否かにかなり比重を置いて曲を作ろうとします。メトロノーム的な演奏は一番音楽から遠いと思いますし、手にも易しくないので、思い切っておかしくない程度に時間を取ったりします。和声感や終止を意識して、各所に「休憩ポイント」的にちょっと時間を取る場所を設けると、疲労が分散されるのでお勧めです。

あと、10-2なんかは、幾つかの右手の内声を左手で取ってもバレなかったりします。そういう技術的チートができそうな場所がないか探し、試行錯誤したりもします。

手や腕の一つ一つの動作に潜む無駄の蓄積で、最後の方になると疲れてきたり痛くなるのだと思います。なので、無駄な力を入れていないかゆっくり弾いて確認する作業をしてみたりもします。腕や肘が固まっていないのは勿論のこと、イメージとしては腕で大きな動きを作りながら、その動きの中で腕の先に付いている指が鍵盤を触っている…みたいな感じです(めちゃくちゃ説明がむずかしいです。いつかちゃんと言語化します)

あとは、普段から重めのピアノで練習していると、『練習の際には弾けないのに本番のスタインウェイではバッチリ弾ける(アドレナリンの相乗効果も有り)』なんて現象が起きることもあります。私は弾けていなくても、「ま、どうにかなるでしょ」と、気楽に構えるタイプだったりします笑

ギリギリ最後まで弾けているのであれば、本番はアドレナリンでなんとかなりますよ!頑張ってくださいね。