外国の先生のマスタークラスで、根本的に指の形を変えないと全く通用しないと言われました…
指の形ですか、それはつまり、伸ばして弾くとか、丸くして弾くとか、そう言うことでしょうか…(こういう場合に言われることだと、体の使い方を直さないと通用しない、とか、腕の使い方を、上体の使い方を…などが多い印象なので、指ってピンポイントですね)
それはさておき、「通用しない」はその先生にとって通用しない、というように考えることもできます。そういう見方もあるし、ある界隈ではこの弾き方は受け入れてもらえないんだろうな、くらいの認識で良いと思います。「根本的に指の形を変えないと後で体を壊す」とかなら、もう少し真剣になるべきですし、又は、貴方がその先生の門下に入りたい、とかであればその指の形を習得すべきです。例えばロシア系とフランス系だと体の使い方は全く違いますし、指の使い方もまるで違います。とりあえず、たまたまその先生の信じる指の形と貴方の形が違っただけかもしれません。
しかし。私はそのレッスンを見ていないのでわかりませんが、もし貴方の弾き方は変な癖があって、直さないと非効率的だ、というような指摘でしたら、周りの他の先生に「こういうことを言われたのですが、私の弾き方は根本的に直した方がいいでしょうか」と聞いてみてください。できれば複数名に。セカンドオピニオンみたいな感じです。それで他の先生たちも「それは今すぐ直した方が良いし、そうしないと通用しないよ」などとおっしゃるのであれば、真剣になって直すべきだと思います。
通用しない、というフレーズだけ取り出して考えると色々モヤモヤしてしまうと思うので、そのレッスンで教わったことの中で、何か活かせることはないかな、と考えてみてくださいね。