スクリャービンのソナタ4番はエロく弾く?キラキラの星、ではいけない?
あの曲は非常に官能的だと思います。確かにあの詩は星のキラキラ云々ですが…
私はあまりスクリャービンに明るくないのですが、4番のソナタについては、とてもピアノが上手くて国際コンに色々入賞しているウクライナ/ロシア系のピアニスト(元彼)と話したことがあります。アレは官能の曲だということで私も彼も意見が完全に一致しました。彼の先生(国際コンの入賞者が門下にぞろぞろいて、その先生の先生は某ロシア系の教育者、こっちじゃ結構人気)も、あの曲は確実にエロを表現しているし、どちらかと言うとSMに近い、達しそうなのに止めているサディスティックさが必要だと言っていたとか…(などと、やれロシア系だの国際コンがどうの、と他人の権威を持ち出しているあたり、持論に自信がないことが露呈していますが。)
成程、そう考えると、1楽章は前戯のようで、2楽章は絶頂まで押しては引く波、高鳴る鼓動、それら全てを完全にコントロールし、聴衆をギリギリまで昇天させないドSさがピアニストに求められる…とも考えられるかも…(スクリャービン研究者の方がコレを読んだら、「そういう曲じゃない!」なんて怒られてしまいそうですが、笑)