曲を練習するとき、どのくらいまで分析をしっかりやりますか?

Q.どれぐらいまでアナリーゼ(形式の分析、和声分析など)をしっかりやりますか?アナリーゼがうまくできず、フィーリングで弾くこともあったりするのでしょうか?

A.アナリーゼ、ほぼしてません。基本的にフィーリングで弾いています。大学での楽曲分析の授業の成績は悪くなかったので、やればできるのだとは思いますが…

形式は、大体弾いているうちに掴んでいますし、和声もそうです。体感で、和声が変わったところで表情をつけています。私は、形式や和声進行が綿密に分かったところで、それが演奏に反映されていなければ意味がないと思っています。学問的に理解しても、それを感じる心と表現する技術が無ければ、演奏は良くならないので。和音の種類をラベリングしていくより、私は実践的にピアノで弾きながらどう音色を変えるか、に時間を費やすタイプです。むしろ、アナリーゼだけして満足しないように、弾いていて解釈が分からなくなった時に、初めて色々分析し始めたりします(ごく稀に、ですが。)

(注:私のやり方が正しいかどうかと言われると、それはわかりません。和声進行を分析することで、暗譜がし易くなる人もいるみたいです。私は音を聞いて直感的に解釈を考えてしまうので、理論派の先生のレッスンを受けに行くと、如何に自分がよく考えずに衝動的に音楽を作っているのかを思い知らされて恥ずかしくなったりもします。)

Q.和声分析をするとき、途中で分からないものがあったときはどのように対処したら良いのでしょうか?

A.私なら、英語の論文や掲示板をあたります。日本語以外の名前の曲名+analysis とGoogleで検索すると、資料が色々でてきます。勿論、他の人の分析結果が必ず正しいとは限りませんが、参考になることも多いです。